観劇が続く(会議)

不条理演劇をみた。別役実「会議」新国立劇場演劇研修所の第13期のやつで、先輩が出ているやつ。

内容と感想の大枠がつい一週間以内にカウンセラーに話した内容とほぼ一緒だったのでかなりソワソワした。

有り体にいえば、私で気持ち良くならないで、というのがカウンセリングの主題なのだが、これは別に性的な意味ではなくて、私とコミュニケーションをする素振りをして勝手に好きなように話すだけ話してこちらの話もレスポンスも何も受け取りもしないのをやめろ、なぜこうなってしまうのか、という内容である。足元めちゃくちゃに働いており、なたりあのフィジカルもメンタルもけっこう限界なのだけど、なんでどのカテゴリの人とでもこうなるのかな、というのが本当に感想。会社なんて全くほとんどがこれ。わしが21世紀のコミュニケーションに向いていないのかもしれない………もうそろそろ人間をやめたい。ねこちゃんになりたい。

私は参ると人と話せなくなるのだけど、というのがカウンセリングの最初に出てきた悩みではあったけど、上記の感想があるから人と接点を取ろうとしなくなるんだ…という気づきがありました。

これに対してはけっこう感じ方を自己本位でなく相手に合わせる癖が強いので、オールオープンではなくていくらか絞ってみよう、という提案が得られました。フルオープンでも普段は大丈夫なんだけど、しんどい時はキャパシティが下がるから無理に思うのでは?(元気な時でもある程度そういうコミュニケーションを取られているけど気にしてないだけなのでは?)ということです。

 

「会議」でも同様に、ハチャメチャにどうでもいいことを各々が気持ちよく話したい、その気持ちが強すぎて主軸がずれていくので、あまりにも見ている側の気持ちに干渉して来、見ながら退席しようか迷うくらい*1の気持ちになったのですごいなってなりました。全く心理的蚊帳おろせてない。蚊帳フルオープンで見てしまった。ぜったい会議のメンバーになりたくないが。実は週内に宝塚も観ていたのですが、どちらかというと第三者的な観測者にしかなれなかったのに会議はまるで臨席しているみたいな気持ちになったのは、事前のカウンセリング内容もあったかもしれないけどいい体験だったな…。

*1:後ろのおじさんが1時間半ずっとゲップしてたのもかなり辛かったが