通勤のこと

4月から電車通勤になって、意外と座れるので(路線を言うと驚かれるけどほんと)朝は1時間くらい本を読める様になりました。帰りは始発だから当たり前にすわれるのだけど、たまったメッセージを返したりしてあんまり読めていません。というか、帰りは読みきらないと家まであるきながら読んでお風呂の中でもよんでしまったりするので少しやめているのもあります。

4月がしまったから読んだ本リスト

機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)

機龍警察 自爆条項〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド)

機龍警察 未亡旅団 (ハヤカワ・ミステリワールド)

機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド)

 ここらへんは新生活なので、信念があって頑張るエネルギーのあるお話が読みたくて好んで読み返していました。特にOB訪問などを受ける機会が多く(そんな季節ですね)何を考えて頑張っているんだっけ、というかそういう方向に考えを切り替えるために朝読んでいたと言うのもありました。暗黒市場を読んでいないのは季節の問題で、あれは流れを抜きに読みたくなることがあります。

それにしても、エンダとライザについて考えると、まあいい季節に読み返したなと思いました。もちろんライザと鈴石主任のことを考え始めると仕事のことなんて手からこぼれていくんですが、エンダの評され方と似た内容で選考からおとされそうになった身としては、OB訪問前に読んで含蓄が余りあった。

・T.S.エリオット 荒地 (岩波文庫)

 これはいつもどおりの年度初めの儀式。感じ方は変わるのだろうか、と思って毎年繰り返していますが、結構今年は前向きに読めているので新生活に期待があるのだと読み解いている。

カミュ ペスト (新潮文庫)

 ベルナール・リウーがねずみにつまづくのが4/16だったか。朱戸先生の漫画が大好きなのでリウーを待ちながらがはじまってやっとペストを読み、言語が言語なだけに対訳ができたもの。今回は日程合わせなので日本語。前の職場はどちらかというとこの作品で励まされたが、今後はわからない。結局はやれることを誠実にやっていくしかないのだけれど。不条理でも自分に誠実に仕事をしたなとは自負できているし、卒業したこと含めそれについては深い達成感と満足があるので。

姫野カオルコ 彼女は頭が悪いから

 先に言っておくと、関係者でもなければ彼ら彼女らのカテゴリのいずれにも入らないし、当時本事件を見聞きしてふうん、今どきはけっこう検挙するよねえ、シルキャンだってJADEだってお取り潰しになった時代だもんなあ、くらいの感想しかなかった人間である。それでも、まだこの手の事件と構造についてはまだ第三者的に話ができない。社会に出てなおそう思うようになったので、感想はもう少し読解して第三者として述べたい。夏までにもう一度読もう…。

穂村弘 はじめての短歌 (河出文庫 ほ 6-3)

 短歌、一時期はまったなあと思ったけどあまり評価と味わい方を知らなかったなあと思って読む。音の切り取り方はまだしも、切り取ってなお奥行きを感じられるのって少しテクニックがいるよね。センスで片付けたくないからこういうのを読んで比較して考えられたのはよかったな。

まんが編

沙村広明 波よ聞いてくれ(6) (アフタヌーンKC)

 やっと続きが読めて嬉しい…ミナレちゃん、きっと近くにいても互いにしゃべったことねえな苦手だな、と思うんだろうなと思いつつもこの本は好きなんだよな。最近北海道舞台の漫画が多いけど、多分初回配属が北海道だったら絶対に読めなくなっていた*1ので今のうちにたくさんよんでおきたい。

・竹本真 前略 雲の上より(4) (イブニングKC)

 飛行機に乗る機会が多すぎて読み込み直していた。最近やってみたいのは深夜に羽田までドライブしてそのまま横浜方面へ行き、jの扇島地区を眺めながら移動するやつ。

 

こうしてみると再読が多かったなと思います。5月はもっと初読をふやすというか、積みを崩そうね。

*1:なんつってもゴールデンカムイを楽しく読めていたのに最近南方出身言語のキャラクターが出てきただけで一時期読めなくなっていたくらいなので…今は平気だし彼も嫌いではない。ただプライベートでも目から情報が入るのがつらかっただけ