隣の芝、もとい隣のフレームワーク

最近仕事が忙しく、長時間化していることもあり家族の通院に付き添うことができていません。なので前回付き添い時に医師から託された「付き添えない場合はお家での様子などについてお手紙を」という指示に基づいて、本人の通院前日に手紙を書き、持っていってもらいました。

みんなやると思うけど何を伝えるべきか?の下書きをしても趣旨が全然まとまらないので、普段医師が使っている『言語』がわからないので医学生・看護師向けのテキストをななめ読みして書きました。普段コンサルタントをやっていると普通にフレームワークの話が前提条件的に出てきたりしますが、そもそも同じもの使っているのかな?みたいな気持ちもあり……。絶対違うじゃないですか、人の様子を伝えるのと経営方針の提案やるのって。物事を伝えるにあたって『言語違って伝わらねえ!』みたいなのってあると思うんです。メーカー勤務してたときのほうが政治的な色が強くて独自言語だったように思いますが(悪口)、それでも職業別に日本語とは違う言語感があると思うんですよね。事業会社の『予算(積み上げの数字という意味に飽き足らず、事業部の意思、思想を反映したもので政治的見解の数字のこと)』とか…事実を伝えるべきところで事実以外がかなり影響するというか……*1。攻めの予算、守りの予算、とか言ったりするところもありますね。新卒のときに週次の必要見込み数を投入実績・投入予定から積み上げただけのものを伝えたら『それで絶対いけるんか』『張れるんか』などの恫喝を受けたこと、未だに忘れらんねえ…。まあ脇に反れましたが、言語感だけでなく伝え方も仕事によりけり、癖があるよなあと思い調べた次第です。結論から話すと怒られたりなど色々あったなあ〜。

結局SOAPのメソッドを使って記載したのですが、それで良かったのかどうかはわかりません。会ってないので……。本人の主訴、客観的にみてどうか、具体的事象からの評価、何について相談があると思うのでおねがいします、的な構成になったのですが、よかったのかな〜。ま、よんだ前提でお話進んだみたいなので、伝わったぽいからいいことにしようかな〜。いろんな業界別のフレームワークあるな、と久々に感心した出来事でした。就活生がよく使ってた印象のあるSWOT分析とか使ったことないや、ははは……。

それはそれとして、前職でマイクロマネジメントを受けていたとき、全件逐次報告しろ、と言われていた際に受ける側もする側も要件が言語化できておらず、言語化でかなり衝突して険悪になった、などの色々がありました。だいたいそれが離職の直近のきっかけにも成長しましたが…。今更ながら、お医者さんの上司へのコンサルテーションの例の応用が一番合っていたんだろうな…というのを3年越しに理解しました。最終的ににた感じで報告してたけど、言わされている感じになっていたので自分で理解してやりたかったなあ〜と今となっては思います。当時も色々模索してコンサル本を読んだりしていたけど、わからんとか端的すぎる、情報が多すぎる、とかたくさん怒られて萎縮していたので医学書まで読むような余裕は一切なかったよ〜。本読むとそれはそれで小賢しいって怒られる環境だったので、その時読んでも聞いてくれなかっただろうな、という感想もなくはないのですが。未だにいろいろ傷があるなと思いますが、早く言語化して喋って忘れてしまいたいですね。いつまでもランボーみたいな気持ちになってしまう…。

*1:『YOSAN』は新卒からコンサルの同僚が絶対に爆笑するやつ