きらきらしたら嬉しい!

わたしは結構な気分屋で(本当に正しくない要素だと思っている)自分の機嫌を飼いならすことにいっつも苦心しているけれど、簡単にできることの一つが爪を塗ることであったりする。なんといっても爪がかわいいのは良い。気持ちがうきうきするし、丁寧に生きている気がするから。

自炊をきっちりやっていた時こそ塗るのをやめていたけれど、大学のときから割と常にわたしは爪を塗っていた。だいたいは赤で、たまにヌードカラー、それから今みたいなエフェクティブなきらきら。卒制のときに、コラージュで使ったVogueの広告の赤い爪の手の写真をわたしのものではないかと間違えられたアンケートを読んだ時は少しだけ嬉しかった。私が短い赤い爪をよくしていたことが人の記憶の中にあったので。そして私は自分の手の造形が好きではないので、きれいなあの手と混同されたのはすこしだけ自信になった。

なお件の卒業制作は大変に不安を煽ると評判が悪く、就職活動*1で自信とメンタルと現実に挟まれて居たときの製作らしい対象だった。一番良かったのはリビドーのアクリルと安らかだったときの日本画だったように思います。また落ち着いて絵を描きたい。爪を塗るのは好きでも、お絵描きをするのはあまり好きじゃないのよね。

*1:私は一年長く在学しているので、同期とやった卒展の時期がちょうど就職活動解禁直後だった。